たかぽうのしんのぶろぐ

背筋を伸ばしてまっすぐに

2022占い〜僕らの勝利〜

先日、夜から新宿某所でリリースへ向けて音楽関係の打ち合わせだった。このジメジメした梅雨の時期の新宿はさらにジメジメしているように感じられた。その日は雨も降っていたし風も割と優しいようで強かった。

 

僕らは雑な中華屋へ向かった。一通りざっと、打ち合わせが終わった後、僕らは2軒目として、とあるこじんまりしたバーへ向かった。

そのバーはカウンターが8席ほどと、奥にお座敷席があった。

 

その奥のお座敷席に、1人でタロットカードを並べている占い師の方がいた。話を聞くとどうやらたまにこのバーにきて占いをやっているようだ。雨だからか、はたまた風が強いからか、たまたま、お客さんがいなかったので僕はまっすぐな気持ちで占いをお願いした。

 

「すいません!占いお願いして良いですか?」

 

そういえば、僕自身、占いをしてもらうのは何年ぶりだろう。信じるか信じないかで言ったら、僕はわりと信じるタイプだ。

 

お金をお支払いしてすぐに「占って欲しいことを想ってカードを選んでください」と言われて僕はまっすぐな気持ちで「音楽活動」のことを思い浮かべた。

 

占い師の指示に従ってカードを切ったり、選んだり、並べたりした。

 

占いの結果は、好評。このままさらに良い方向へと向かうようだ。内心少しホッとしたのを覚えている。

少しお酒も入っていたこともあり、僕は勢いで「勝利は近いですか?」と尋ねた。

 

占い師は「勝利は近いです。その勝利もカードから読み取れます」とまっすぐな瞳で言われた。

 

勢いで質問しておいて申し訳ないが、何をもって勝利なのかわからない。ただ、そこには優しさがあったし、嬉しさが詰まっていた。

 

その後、カウンターで何杯かビールを飲んで帰った。

外へ出るとさっきまで降っていた雨と風が止んでいた。

 

駅まで歩き、終電に乗って最寄り駅に着くと、近くのコンビニへ寄った。

 

そこで金麦と焼き鳥を買って飲みながら帰った。

いつもよりも金麦の炭酸が強く感じた。

 

占い師から言われた「勝利は近い」その言葉を今も信じてる。

 

2022の夏の匂いがした。

 

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