情報社会。世の中はコンテンツに溢れている。
数年前から、思ってたことを書こうと思う。
当たり前なんだけど、現代は、贅沢すぎる情報社会だと思う。
有益な情報は、ネットで検索すれば簡単に得られる。
自分が小さい頃は、何かを知りたい時、図書館までチャリで行き、本を探して調べていた。
しかし、今は、どうだろうか。
ネットで検索すれば、一瞬で
「初心者にもわかる。大切なポイント5選」
「●●駅周辺のオススメなラーメンランキング10」
など、やかましいほどに情報が得られる。
グーグルも、有益な情報は、最初のページの上の方に出てくるように
なっているようなので、こりゃまた素晴らしい。
かなり便利だと思うし、僕自身、助かってる。
インスタグラム、ツイッターそれにアマゾンプライム、ネットフリックスなど、
情報が沢山あり、現代はコンテンツに溢れている。
先日、友達と雑な居酒屋でキンキンに冷えたビールを飲んでる時に「休日は最近何してるの?」と言う会話になった。
すると友達は「こないだの休日はインスタグラムとツイッターの往復で1日終わったわー」と言っていて
思わずビールをこぼしそうになった。
完全にコンテンツにやられている。
僕も、先日、じゃがりこを食べながら
ネットフリックスで「あいのり」を
朝から晩まで観て1日終えた日があった。
恥ずかしながら、僕もコンテンツにやられているひとり。
そんな情報社会の毎日を過ごしている訳であるが
先日、田舎の実家に帰って、自然に囲まれながら、庭の木を切った。
木を切り進めていくと、ミノムシや謎の虫やトカゲが出てきた。
トカゲはたまに顔を出して、また、何十分か経つと近寄ってきて、顔を出す。
まるで、監視役のように。遊びたそうであった。
たまにハチも飛んできて、「やべーハチでかい」とか独り言を言いながら
木を切っていた。
携帯も持たず、ただひたすらに、朝から夕方まで必死に木を切っていた。
木の匂い、風の音、虫の生命力、流れる汗。
情報社会の毎日を過ごしている僕にとって、忘れていた大切なものがそこにあった。
情報社会で疲れてしまっている
みなさんにも、オススメしたい。
自然に囲まれて、木を切ることを。
いや、木を切らなくても、山登りとかでも良いかもしれない。
携帯の電源をオフにして。
木を切り終えた僕は、
汚れた服を脱ぎシャワーを浴びた。
そして、冷たい麦茶を一気に飲み干した。
目線の先に、携帯を発見。
僕は、そっと、ポッケにしまった。