大きなイビキ
先週は京都、大阪へ行ってきた。
行きの夜行バスの席の前にはいい匂いの香水をした可愛い子が座っていて 後ろの席ではイビキの大きいおじさんが座っていた。
間に挟まれた僕はSMAPを聴きながら目を閉じていた。
旅って感じ。
京都には朝6時についた。
まだ、辺りは真っ暗でクソ寒い。
とりあえず、京都駅の中にある、美味いうどん屋へ。
店内はスーツ姿のサラリーマンで溢れていた。 火曜日のど平日だし、そりゃそうか。 僕は大きいバックとギターを背負いながらうどんを頬張った。 美味い。麺のコシが違う。
店を出て少し、寝たかったので漫画喫茶へ向かう。
夜行バスは、後ろの席の人のイビキがうるさく、 そして、同じ体勢で座っていたため首、肩、腰が痛くて寝れなかった。
途中、アジア系の観光客に道を訊かれる。 しかし、京都の人ではないのでわからない。 ごめんなさい。フロムトウキョウ、ソーリー、アイドンノー 変な空気になった。
と同時に、京都に着いたんだと改めて思った。
漫画喫茶へ着いて、あったかいコーヒーを飲みながら 寝落ちしてしまった。
目覚めると、コーヒーは冷めていて、隣の部屋から大きなイビキが聞こえた。
まさか?! 夜行バスで一緒だった後ろの席の人では?と思った。
そして、僕は冷めたコーヒーをゆっくりと飲み干した。